
新人でSEになったけどいきなり残業地獄。辞めたいよ~

炎上案件に配属されてしまった。心も体も疲弊してるよー
こんな悩みを抱えているシステムエンジニアの方いませんか?
私が普段やっているSEの仕事は、基本的に営業部隊が取ってきた案件に対して、納期に合わせてお客様が納得するシステムを作ることです。
一見すると「言われた通りのシステムを期限まで作るだけでしょ」と思うかもしれません。でも、実際はそんなに簡単ではありません。
SEの方は既に実感されてると思いますが..
- 想定が甘く要件が定まっていないため、思っていたシステムと違うと言われる
- 言われた通りに作ったのに、後から「やっぱりここ変更してほしい」と言われる
簡単な修正で終わればまだ良いですが、実際は調査や影響範囲の確認など、思った以上に手間がかかることも多いです。
こうした状態はがひどいPJでは、本当に多くの人が心身共に疲労して働いているのが現実です。
結論から言うと、私の見解ではこのような悩みを抱えているのでああれば逃げてOKだと思います。
ただ、逃げた後の選択肢を知っておいた上で、自分の意思で決断することが大切です。
この記事では、そんなSEの厳しい現実と逃げてもいい理由についてお話します。
複数案件担当の現実
SEの残業が多くなる理由の一つとして、複数の案件の担当を同時進行で任されることがあがります。
私自身、今月から2つの案件を担当することになりました。周りにも同じ状況の人は結構います。
案件が1つ1つ軽ければまだ対応できるかもしれませんが、もともと担当していた1つ目の案件だけでも十分いっぱいいっぱいでした。定時ギリギリか、残業1時間程度でなんとか回している状態です。
それを2つに増やされたらどうなるでしょうか。負荷は倍になり、精神的・体力的に追いつかなくなるのは明白です。
半稼働(今までの稼働時間を半々に分けて業務をすること)でやってね~って上からは依頼されます。
でも実際のところそれぞれの案件で繁忙期がかぶったり、依頼が急に来ることも有るので調整は難しいです。

半稼働で大丈夫って言われても、実際には倍の負荷がかかるんだよっ!
正直、おかしいですよね。もう1つ案件があるなら、その案件専用の人員を確保するのが筋です。
お金や人員不足で社員がその代償を被る構造は納得できません。
会社体制の問題と有識者不足
「個人や同僚への不満」を言いたいわけではありません。
私の会社の場合は、人間関係はむしろ良好ですし、同僚や先輩に不満があるわけではありません。
問題はあくまで会社の体制です。
特に問題なのは「有識者がいないこと」です。
案件を進める上で経験豊富な社員や知識を持った人がいれば、影響範囲の確認や適切な対応ができます。
しかし、現実はそれが不足しているため、経験の浅い社員や中堅に負担が集中し、社員が疲弊していきます。

「誰も指針を示してくれない…結局、若手が迷路の中で手探りするしかない!」
利益優先で案件を次々取る一方で、有識者が配置されない構造は、社員の疲弊と残業増加を生む根本原因です。
- 人員不足のままプロジェクトを回す仕組み
- 新人の育成が追いつかないまま負担をかける
- 心身を壊して辞めていく社員が増える
こうなると悪循環ですよね…
IT業界は人手不足なんてよく言われますが、特に有識者がいないPJはきついですよね
「逃げ出してもいい」というメッセージ
ここまで読んで「私だけじゃないんだ」と思った方もいると思います。
そして、この記事を読んでいるあなたに伝えたいのは、逃げ出してもいいんだよということです。
- 無理に耐える必要はない
- 体や心を壊してまで働く必要はない
- あなたの人生の軸は、会社に握られるものじゃない

もう限界…と思ったら無理に耐える必要はないと思うよ
環境を変えることは決してわがままな逃げではありません。
むしろ、自分に合った環境で力を発揮するための明るい選択です。
将来的なキャリアの選択肢
逃げるといっても選択肢はいくつもあります。
- 部署異動や別のプロジェクトに移る
- フリーランスや副業でスキルを活かす
- 転職活動をしてみる
いずれも、自分が心身ともに健康に働ける環境を作るための方法です。

自分の将来は自分意思決定で決まるよ。
一度働いてみたけど違うな..と感じたら別の道を考えてみてね!
良い会社の体制とは?
私が考える理想の体制は次の通りです。
- 案件ごとに必要な人員を確保する
- 新人の育成に気を使うことが出来ている
- 基本は定時で帰れる前提の仕事量
- 案件の優先順位と進捗を全体で共有する
- 有識者が指針を示す役割を設ける
正直、人手不足の現状で上記のような条件を満たすことは難しいと思います。
理想ばっかり語っていても現実問題厳しいというのも十分分かります。
でも、それであるならばなおさら利益ばかりを追求してこなせない量の案件を抱えこむのではないのです。
最初は小さくでも出来る範囲の案件でしっかりと成果を出していき、成長したらそれに合わせて人員を確保すればよいのではないでしょうか。
働きやすい環境やうまく回っている会社は多くの人にとって魅力的に映ります。
そしたら優秀な人材が集まり、利益も上がります。
こうすることで良い循環が生まれるのではないでしょうか。
まとめ
- 有識者不足や人員不足は社員の心身に負担がかかる
- 逃げ出してもいい、環境を変えることは明るい選択
- 将来的に転職や副業など、自分に合った選択肢を考えることが大切
社員が健康で働ける環境こそ、会社として本当に強い組織です。
皆さんも、自分に合った環境を見つける勇気を持ってほしいと思います。
おわり!
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